大人「よう兄弟」
少年「こんにちは」
大人「元気かい?」
少年「あんまり」
大人「家にいたの?」
少年「うん」
大人「君以外、他に誰が家にいたの?」
少年「誰も・・・。僕と猫だけ」
大人「いたのは君と猫だけだったんだね?」
少年「そう」
大人「猫は連れてこなかったのかい?」
少年「連れてこれなかった。見つけられなかった」
大人「ということは逃げたんだよ。猫はすばしっこいから。物凄く怖かったんだね」
少年「うん・・・」
大人「大丈夫だよ。心配するな。きっと大丈夫だから」
少年「猫、きっと爆破されたんだ。家、全部燃えて無くなったんだもん!」
大人「そんなことないって。猫はちゃんと逃げて無事だよ。100%僕が保証する」