海外でプレーするようになれば、嫌でも心身ともタフになる。給料そのものは日本でも欧米でもそう変わらない。代表クラスで年に300万円程度ですけど、海外でプレーすればサッカー協会から手当が出ます。シーズン中の9月から翌年4月までの8カ月間、1日につき1万円出るので、年俸とは別に240万円くらいがフトコロに入る。鍛えられて実入りもいいわけで、今回のW杯後も移籍する選手が何人か出てきますよ」
[匿名さん]
■平均観客が1000人に満たないチームも続々
そうなると国内のなでしこリーグは、またしても空洞化するのではないか。
前回のW杯を制覇した直後、日本はなでしこブームに沸いた。国民栄誉賞を受賞し、「なでしこジャパン」がその年の流行語大賞に。それまで1試合平均の観客動員数が1000人に満たなかったINAC神戸は、優勝後、一気に1万3000人台までアップ。ピーク時には2万人を記録することもあった。
それが3年後の昨季は約2500人まで落ち込んだ。W杯イヤーの今年はコンスタントに3000人台を集めているものの、チームによっては1000人に満たないケースも珍しくない。
今秋はリオ五輪の予選があり、来年は本番。前回W杯後も同様のスケジュールで、ここまで観客動員が落ち込んだのだ。
日本人はただでさえ熱しやすく冷めやすい。そこへもってきて主力どころが続々、海外に出ていってしまっては魅力も半減ということか。
勝てば勝つほど注目度アップする代わり、その反動も小さくはないのだ。
[匿名さん]