21歳、平井亜実「実感がない」 全日本距離別選手権で初の1位/Sトラック
女子1500メートルで優勝し、ガッツポーズする平井亜実=帝産アイススケートトレーニングセンター
女子1500メートルで優勝し、ガッツポーズする平井亜実=帝産アイススケートトレーニングセンター【拡大】
スピードスケート・ショートトラックの全日本選手権は12日、長野県帝産アイススケートトレーニングセンターで開幕して男女の500メートルと1500メートルが行われ、女子は500メートルで菊池純礼(トヨタ自動車)が1位、平井亜実(中京大)が2位、1500メートルは平井が制して菊池純が2位となった。
21歳の平井は女子1500メートルの残り2周で思い切って前に出て、ライバルをかわした。国内最高峰の全日本選手権、全日本距離別選手権での1位は初めてで「実感がない。自分のことに集中できた結果」と表情をほころばせた。
昨年はスケート強国のオランダで現地選手と合宿。「基礎体力の違いを感じた」そうで、筋力トレーニングに力を入れてきた。今大会の結果を受けてシーズン残りの国際大会代表が決まる。「世界選手権に出られるように頑張りたい」と意欲を燃やした。