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飛ばないバットが「私学の壁」を崩す追い風へ 夏の甲子園で苦戦続く公立勢、逆襲なるか
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7/25(木) 11:30配信
第100回全国高校野球選手権大会準々決勝で逆転サヨナラの2ランスクイズを決めて喜ぶ金足農ナイン(左)=2018年8月18日 、甲子園球場(林俊志撮影)
高校野球で夏の甲子園大会出場を懸けた地方大会が全国各地で繰り広げられている。昨夏の大会は史上初めて、ベスト16すべてを私立校勢が占めるなど、最近は公立校の苦戦が続いている。少子化の影響などで部員不足の傾向もあり、都市部では代表になるのも至難の業で、大阪は1990年の渋谷が最後の公立。公立校が最後に全国制覇した2007年の佐賀北、決勝に進んだ18年の金足農(秋田)の戦いぶりなどから今後、公立勢の逆襲はあるのか探ってみた。
ほぼ公立校からしか選ばれない「21世紀枠」がある選抜大会に比べ、各地方大会で優勝しなくては甲子園に出られない選手権大会は、公立校にとって厳しい戦いだ。現在は私学の大阪桐蔭、履正社が2強を形成している大阪は1990年、後に近鉄などで活躍した中村紀洋が2年生で4番を務めた渋谷以降、すべて代表は私立。2017年に大冠が決勝に進んだが、大阪桐蔭に8-10で敗れた。
かつて公立の強豪は数多く存在した。県岐阜商、松山商(愛媛)、広島商などは全国制覇を経験。箕島(和歌山)は公立で唯一、甲子園春夏連覇を達成。池田(徳島)も県立でありながら、夏春連覇を果たした。最強を誇った桑田真澄(元巨人)、清原和博(元オリックス)のKKコンビを擁したPL学園(大阪)は甲子園で3敗しかしていないが、そのうち2敗は取手二(茨城)、伊野商(高知)と公立(もう1敗は東京の私立、岩倉)だった。
佐賀弁で「すごい」という意味の「がばい旋風」を巻き起こした2007年夏優勝の佐賀北は昨季、プロ野球で日本一になった阪神タイガースと同じく、四死球の多さが武器だった。7試合で選んだ48個は現在も大会記録だ。
植民地福島には縁のない話だろう。