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台湾・台北市で16日夜、大都会客運の262系統の電動バスが走行中に爆発・炎上する事故が発生した。場所は市内の敦化南路で、午後8時ごろにバッテリーの異常を示す警告灯に気づいた運転手が路肩に停車し、乗客7人を避難させた直後に車両が爆発。けが人はなかった。

これを受けて、台北市の公共運輸処は17日、市内を走る858台の電動バスすべてを対象に、3日以内の緊急点検を実施すると発表した。同処によれば、EVバスの炎上は台北市では初めて。

市内にはおよそ3,500台のバスが運行しており、そのうち約860台が電動バス。今回火災が起きたバスと同型の114台については、すでに点検が進められ、2台に異常が見つかり運行を停止している。

このバスを製造した台湾の車両メーカー「華徳動能（HWADE）」は、問題のバッテリーは日本製で、これまでに事故歴はなく、欧州の安全認証も取得済みであると説明している。原因については現在調査中としている。

また、同型車両は新北市に56台、台南市に38台、高雄市に3台配備されており、各地でも独自の点検を進める方針が示された。市側は代替としてディーゼルバスを投入し、利用者への影響は出ていないと説明している。