福岡市中央区の病院で院長を務める男が、夜勤中の看護師に対し飲み物に睡眠薬を入れ、急性薬物中毒の傷害を負わせたとして警察に逮捕されました。
院長は容疑を否認しています。
傷害の疑いで逮捕されたのは、福岡市中央区の医師・光安廣倫容疑者(55)です。
警察によりますと、光安容疑者は先月2日の夜から翌日の未明にかけて、福岡市中央区荒戸の自身が院長を務める病院で、睡眠薬を混ぜた飲み物を20代の女性看護師に飲ませ、急性薬物中毒を引き起こさせた疑いがもたれています。
警察の調べに対し、女性看護師は一人で夜勤をしていて、光安容疑者から差し入れとして渡されたカップ飲料を飲んだあと、急な眠気に襲われ、その後のナースコールで目が覚めたと話しています。
看護師が警察に被害届を提出し、その後、警察が飲料が入っていたカップなどを調べたところ、睡眠薬の成分が検出されました。
光安容疑者は警察の捜査に対し、「睡眠薬を飲ませていません」と容疑を否認しています。警察は当時の詳しい状況を調べています。