海自第4航空群によると、部品は垂直尾翼の外板の一部で計4点。長さ2〜27センチ、重さ0・4〜60グラムの金属製。同機は同日午前9時55分に同基地を離陸して洋上を飛行、午後4時20分に着陸後、点検で紛失が判明した。
[匿名さん]
海自P-1哨戒機を飛ばす「精強」第3航空隊ってどんなところ? 司令に聞く役割、務め
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2019年1月28日 6時0分 乗りものニュース
韓国艦艇によりレーダーが照射されたと見られる問題について、はからずもその当事者となってしまった、P-1哨戒機を擁する厚木基地第3航空隊。そもそもどのようなところなのか、司令に話を聞きました。
掲げるは「精強」! 海自第3航空隊
「潜水艦○○撃沈」
一歩、建物内部に入ったそこには、おびただしい数の「潜水艦撃沈戦果(演習による)」が掲げられていました(○○は実在する自衛隊の潜水艦名)。ここは2018年12月に発生した、韓国海軍駆逐艦が海自P-1哨戒機に対し火器管制レーダーを照射したと見られる件において、まさにその当事者となったP-1哨戒機を運用する、海上自衛隊厚木基地(神奈川県)第4航空群第3航空隊。12月上旬、筆者(関 賢太郎:航空軍事評論家)は偶然にも、第3航空隊を取材していました。
海上自衛隊厚木基地 第3航空隊の藤澤司令(写真中)と隊員たち。背後はP-1哨戒機(2018年12月7日、関 賢太郎撮影)。
2019年1月現在、海上自衛隊は、長時間のパトロールに適した能力を持つ新鋭哨戒機P-1の配備を進めており、第3航空隊は最初にP-1が配備された部隊でした。そして現在のところ唯一の、P-1実働部隊でもあります。つまり、海上自衛隊のすべてのP-1はここ、厚木基地に集中配備されています(研究開発を任務とする第51航空隊配備機も含む)。
その第3航空隊の指揮官である藤澤 豊1等海佐に、第3航空隊の任務と司令の責任について聞きました。
「周囲を海に囲まれた日本において、周辺海域を監視する哨戒機は欠かせません。3空(第3航空隊)は洋上や海中(潜水艦)の警戒監視任務や、災害派遣への対応にあたっています。旧来機であるP-3CからP-1になったことで、役割そのものに大きな変更点はありませんが、センサーなどの性能が良くなり、与えられる任務を実施する能力が向上していることは間違いありません。そしてP-1が配備されたのは3空が最初であり、ここでやっている様々なノウハウは、良いものも悪いものもしっかり蓄積した上で今後に繋がって行くと思っていますので、そういう意味では(第3航空隊独自の)責務も当然あります。」(藤澤司令)
[匿名さん]