職場の同僚の女性を殺害し遺体を山梨県身延町の河川敷に遺棄したなどとされる男の裁判員裁判で被告に懲役20年の判決が言い渡されました。求刑は懲役22年でした。
殺人や死体遺棄など4つの罪に問われていたのは住居不定の元団体職員 小棹将太被告36歳です。
小棹被告は2024年4月30日の夜、職場の駐車場で同僚だった当時40歳の女性の首を両手で締めて殺害し、遺体を身延町の河川敷に遺棄したなどとされています。
甲府地裁で開かれたこれまでの裁判で検察は、小棹被告は女性に一方的に好意を寄せていて「ホテルに行きませんか」などとセクハラと捉えられる行動をとっていたと指摘しました。
こうした言動で小棹被告は女性に冷たい態度をとられることに耐えられないなどと思い、殺害するしかないと考えた動機は極めて自己中心的で強い非難に値するとして検察は懲役22年を求刑していました。
一方、弁護側は突発的な犯行に近いなどと主張し、適切な刑を決めるよう求めていました。
そして、きょうの判決で小棹被告に懲役20年が言い渡されました。
【日時】2025年06月13日(金) 13:39
【ソース】テレビ山梨